
シアンスポ・ボルドー(ボルドー政治学院)は、フランスに9つある政治学院の一つです。当校は1948年に創設されましたが、ボルドー第四大学(モンテス キュー大学)と制度的な親近性があるだけでなく、その教育が学際的で開放的であることから、ボルドーの大学群の一環をなしています。人文科学の様々な領域 の多くの教員や研究者の助力も得ています。
シアンスポ・ボルドーは、ボルドー都市圏の南西部ペサックとタランスにまたがる大学群キャンパスに1967年に移設されました。キャンパスはボ ルドー・メリニアック国際空港から15分のところにあり、18世紀ヨーロッパ都市の中でも最も美しい都市の一つであるボルドー市中心部からはトラム一本で 接続しています。ボルドーの4つの大学で合計65,000人を超える学生を集めています。
シ アンスポ・ボルドーは、極めて厳しい選考による少人数制(学生数約1,300)を採り、高い質の教育を保証しています。修学年限は5年であり、学生は最終 的にはシアンスポ・ボルドーのディプロム(これは修士号に相当します)もしくはシアンスポが授与する三種の修士号の内の1つを取得します。あるいは一部の コースでは2つの学位を取得できます。この「ディプロム・修士」の連結は、「バカロレア+5」レベルだと認められ、ヨーロッパ大学共通単位制度の一環をな しています(300 ECTS単位分。 ECTSとはヨーロッパ共通互換単位)。三年次まで(第一課程)は基礎的な知識の習得に充てられ、四年次・五年次(第二課程)では、最後の研修期間を終え て学位を得た学生が労働市場に出て行けるように高度な専門職業教育を行うことを特徴としています。毎年、シアンスポ・ボルドー「公務員試験準備センター」 で受験指導を受けた一定数の学生が、フランス高級公務員統一試験に合格し、中には最上位の試験に合格する者もいます(例えば、国立行政学院)。同センター は何年にもわたって、この分野でフランスでも最高レベルの成果を上げています。
フ ランスにおけるシアンスポの特色の一つは、そこで教授されるのが政治学だけではないということです。シアンスポ・ボルドーには政治学の博士課程ももちろん 設置されており、政治学の博士、教員や研究者を養成しています。博士課程進学希望者は、当校が提供する29の「コース」に含まれる4つの「研究コース」の 1つに予め進みます。なお、シアンスポ・ボルドーには、政治学分野で世界的にも著名な研究センターが複数あります。一方、当校では法学、経済学、歴史学、 外国語、「総合文化」の教育も行っています。それは、教育を受ける学生が、自由な精神と好奇心を持ち、現代の重要問題に通ずるようにするためです。2つあ る図書館は、各種媒体による50万点以上という豊富な文献資料を備えています。その内書籍は12万点ですが、書架は合計7キロメートル近くにも及びます。
シ アンスポ・ボルドーは、世界中の、全大陸の200以上の大学と協定を結んでいます。特に、ドイツ(シュツットガルト)、イタリア(トリノ)、スペイン(グ ラナダ)、ポルトガル(コインブラ)、イギリス(カーディフ)とは「ヨーロッパ統合課程」にもとづく協定を結んでいますが、これを実施したのはフランスの シアンスポの中では当校が最初です。他に、ロシア(モスクワ)やケベックとの「第二教育課程」協定があり、当校が1993年の創設に加わったカトヴィツェ 政治学国際校(ポーランド)を通じて東欧と中欧におけるフランス語圏発展の仕事にも加わっています。当校の創設以来の卒業生はおよそ7,000 人に達し、その内の相当数がフランス国外で仕事をし、居住しています。卒業生のネットワークは世界全体に広がっているのです。
現代世界のどの領域に存在するものも、物質から成ると同様に知から成り立っているということなのです。
